松岡茉優が明かす、大切な夢が叶った瞬間

数年前、演じる役はオーディションで勝ち取ったものが全てだったが、現在ではバラエティに富んだ仕事に恵まれるようになった。この状況を、松岡茉優は「いまの方が恐いです。『期待に応えられなかったら』って思うと……(苦笑)」と胸中を吐露する。水族館ガール DVDそれでも、劇場版「ポケモン」の声優オファーが届いた際は「声を上げてガッツポーズした」というほど、ただ純粋に嬉しかった。それは、松岡だけの大切な夢が叶った瞬間だった。

シリーズ19作目となる「ポケモン・ザ・ムービーXY&Z 『ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ』」へのゲスト声優としての出演。全開ガール DVDアニメーション作品での声優は初挑戦となったが、松岡にとって2つの点で特別な意味を持つ仕事だった。ひとつは、幼少の頃からアニメで親しみ、ゲームに興じ、何度も劇場に足を運んだ「ポケモン」に携われるということだ。

「声優のお仕事は、私の中では『絶対に叶える!』と決めている“夢リスト”にもあった項目。いずれやるんだ! と心に誓っていましたが、こんなに早くいただけるとは思っていなかったです。初めてのアニメ声優のお仕事として『ポケモン』に携われたというのは、全開ガール DVD私の中で大きな1ページになりました」。

多くの俳優が、ゲスト声優で「ポケモン」に携わることを特別なこととして受け止める。松岡は、「あまりに多くのことを『ポケモン』から教えてもらいすぎていて、どう言っていいのか…」と思案しながら、子どもの頃のエピソードを明かしてくれた。水族館ガール DVD「『ポケモン』映画を母と一緒に見に行って、私は普通に面白いなあと楽しんでいたんですけれど、ふと隣を見たら母がすすり泣いていたんですよ。当時は『何でこのシーンで泣いているの?』と思ったのですが、今回の映画を見て何度も泣いたし、あの時の母の気持ちがわかりました。子どもの頃に見た映画を振り返ると『あのシーンも、このシーンも泣けちゃう!』というシーンの連続だったんだなあって感じます」。