「トランスフォーマー/最後の騎士王」はシリーズ最低の初週興行収入を迎えるも、救いの神は中国?

世界的ヒットを記録しているSFアクション『トランスフォーマー最後の騎士王 DVD』シリーズの第5弾。地球に迫る危機に、人類とトランスフォーマーの混成チームが立ち向かう。前作に引き続き、マイケル・ベイ監督がメガホンを取る。マーク・ウォールバーグスタンリー・トゥッチ、ジョシュ・デュアメルのほか、名優アンソニー・ホプキンスらが出演。これまでのシリーズで提示された謎の数々が明らかになる物語、金属生命体の創造主の登場に注目。

人類とトランスフォーマーが反目し合い、オプティマス・プライムが姿を消してしまう中、地球の存亡を左右する危機が到来。事態を収束すべく、発明家ケイド・イェーガー(マーク・ウォールバーグ)、オプティマスの後を継いでオートボットを率いるバンブルビーカンフーパンダ3 DVD謎多き貴族の老人(アンソニー・ホプキンス)、オックスフォード大学の教授(ローラ・ハドック)によるチームが結成される。

比較のために、「最後の騎士王」に次いで最も低い初週末の興行収入を記録した「トランスフォーマー」映画の数字を見てみよう。それは2007年公開の初代「トランスフォーマー」映画だった。7050万ドルという数字自体も今作より大きいが、カンフーパンダ3 DVDそれが10年前の興行収入だということを忘れてはいけない。インフレを考慮に入れると、「最後の騎士王は」本当に最低な興行成績でデビューを果たしたと言わざるを得ない。

一方、このフランチャイズは伝統的に北米よりもそれ以外の地域で人気があるという事実も看過できない。3作目の「ダークサイド・ムーン」と4作目の「ロストエイジ」は共に世界で10億ドルの興行成績を突破したが、いずれも北米以外の地域で大半の売上を得ている。「最後の騎士王 DVD」も北米以外で、公開から日曜日まで1億9620万ドルの興行成績を収め、北米の数字(6910万ドル)を圧倒している。その中でも中国が1億2340万ドルの収入に貢献し、世界全体(2億6530万ドル)の半分近くを占めている。