tvN「記憶」最終回…視聴者に響いた「真実の力」

記憶 DVD』ではアルツハイマーを患う弁護士パク・テソク(イ・ソンミン扮)がすべての記憶を失う前に明かそうとした二つの真実、息子ドンウのひき逃げ事件の真犯人と希望スーパー殺人事件の真犯人が世間に公開される過程を描いた。

自分のためだという大人たちの強要に背を押され留学することになったイ・スンホ(ヨ・フェヒョン扮)は飛行機に乗る直前に体を翻して警察に向かった。そしてその場所で15年間自身を圧迫してきた轢き逃げ事件を自首した。

自暴自棄の心情で罪を自白し、テバク DVDさらには自分が犯していない罪まで認めるイ・スンホを見たパク・テソクは「ドンウに心から許しを請いたいのならば、お前が犯した罪に対する当然の重さを背負え。重い罪責感を一生お前が背負って、力いっぱい生きろ」と忠告し、ドンウの母でありイ・スンホの先輩でもあるナ・ウンソン(パク・ジニ扮)もまた「私たちのドンウが痛みではなく、希望になることを願う」と心からの助言を伝えた。

罪を告白し、真実を知りながらも15年間押しつぶされるような罪責感から一部開放されたイ・スンホはその道で自身を必要とするネパールにボランティアに向かった。これまで大人たちの誤った判断と指示により暗い影を見せたイ・スンホは初めて明るい笑顔を見せて感動を抱かせた。

記憶 DVD』のまた違う核心事件である希望スーパー殺人事件の真実も世間に公開された。これまで成功のためだけに走り抜けて来たパク・テソクは自分がアルツハイマーだという事実を知ってから初めて周辺を振り返り、自分が逃してきた真実について考えるようになった。その中のひとつが希望スーパー殺人事件だった。法の前で平等になれなかったクォン・ミョンス(チョン・ヨンギ扮)を見て間違っていたことを実感することとなったパク・テソクはアルツハイマーで苦しむ中でも再捜査のために努力し、ついに再審まで開くこととなった。弁護士として最後の裁判となるであろうパク・テソクは中間で危機もあったが、人々の助けと応援を受けて最後まで裁判を行った。

これを通じて希望スーパー殺人事件の真犯人が明かされた。高潔な君 DVD真犯人は財閥2世シン・ヨンジン(イ・ギウ扮)だった。過去、希望スーパーの主人が自身にため口を使ったという理由で衝動的に殺人を犯したシン・ヨンジンは金と様々な手段で自分の犯行を隠してきたが、真実の前ではなすすべもなかった。